Dec

31

2020

箱根駅伝、ここに注目したい

今朝も超スロージョグ70分。2020年もそれに始まりそれで終わった。

12月は246km。年内にフルをもう1本走る予定でいたことからポイント練習の最長距離が15kmだったため、距離も控えめとなった。
12312020.png
1年間の総距離は3,619km、月間平均は302kmとなり、ラン歴10年目にして初めての300km超え。 

    
さて、2日後の箱根駅伝。優勝候補がどことか、各校のオーダーとか、そういうことではなく、僕が興味を持っているのはこれ。今回から各大学のユニホームにスポンサーのロゴが入れられるようになった。

2019年は30%超え、ここ10年間の平均が30%弱の視聴率を誇る超ド級の国民的コンテンツ。今回は沿道の応援自粛を求められているし、外出を控え家で過ごす家庭も多いだろうから、視聴率がさらに伸びることが期待される。

言わずもがな、スポンサー料を得られる大学側と、抜群の宣伝効果を狙えるスポンサーとはwin-winの関係。

ややもすると、人気チームへの偏り、財務的余力のある企業が有利になるとか、学生スポーツの商業利用といった批判も出そうだが、ざっとネット上の情報を見た限りでは、どうやらそうでもなさそう。

市民ランナーにとっても親しみのある顔ぶれで実に興味深い。

例えば青学。原監督は「多くの民間企業からオファーがあった」と明かすが、選んだ先は合宿地として毎年訪れている新潟県「妙高市」。

同市はスポンサー料の一部をふるさと納税を活用したクラウドファンディングで集めていることも今の時代っぽいし、寄付者の中には青学のファンもいるかもしれない。温泉やスキー客が減っているので、「恩返しできれば」と原監督。金額的にはもっといいオファーがたくさんあった中で、こういう決断をした原監督の心意気を感じる。

専修は、みんな大好きサラダチキンで有名な岩手の鶏肉加工販売会社「アマタケ」。創業者の前社長がOBで校友会会長を務めたという縁があり、これまでも支援を受けていたらしい。

明治は、カーボローディング御用達のレンチンごはんや切り餅で有名な「サトウ食品」。数年前、お餅の切り込みに関する特許訴訟でも話題になった。多様な「個」を磨き、自ら切り拓く「前へ」という明治大学が掲げるスローガンと、同社が掲げる本物の「餅」「ごはん」を製造するという企業理念に多くの共通点を感じ、スポンサー契約に至ったんだとか。

東海は、地元の建物総合管理業「山王綜合」という会社のSUNSHINEと虹のマークを付ける。社長が駅伝好きで、以前から後援実績があった。スポンサー料はなしで無償。

法政は、ビルメンテ業「郵生」のろご「YUSEI」を付ける。監督によれば「予算が乏しい頃から20年近く支援を受け、感謝の気持ちを表すため」と話し、ここも恩返しの意味で無償。

国士舘は、OBやOGが多く活躍している「スズキ」。

東洋は、ミネラル麦茶の「伊藤園」。2年前から麦茶を提供している縁が決め手となったようだ。

国学院は、総合物流サービスの「アサガミ」。

どの大学も、縁とか感謝・恩返しの気持ちが軸となって決めたところが多い模様。

まぁ大学側としては、多業界多方面にOB・OGがいるだろうし、選手の卒業後の進路先実業団チームのこともあるだろうから、例えば日産とかキャノン、花王、NECといったニューイヤー駅伝を走るチームの競合先は選びにくいといった事情もあったりするのかもしれない。知らんけど。

サッポロに対抗して、キリン、アサヒ、サントリーがユニホーム・スポンサーになったら面白いと思うけど(笑)。

沿道の応援が少ないコロナ禍の駅伝、スポンサーロゴ解禁の駅伝、今回はそういう観点でも目が離せない。

それではみなさま、よいお年を!

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プロフィール

Tom

Tom
1975年生まれ 48才
--------------------------------------------------------
・1/2011 ラン開始
・11/2012 サブスリー達成
・3/2015 サブ55達成
・11/2017 サブ50+キロヨンカット達成
・11/2019 サブ45+エイジレコード達成
・11/2022 サブ40達成
・毎年PB更新中

自己ベスト

・フルマラソン
2:39'45 (11/2022 つくば)
・30km
1:52'32 (11/2022 つくば通過点)
・30km練習
1:52'07 (9/2022)
・ハーフ
1:16'23 (1/2022 ハイテクハーフ)
・10km
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・5km
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