ランネットの大会レポ。「ランナーの、ランナーによる、ランナーのための」とあるので、その趣旨に賛同して毎回書くようにしている。
日曜に参加した東京30K秋。コロナ禍における比較的規模の大きい大会とあって、今後の大会運営のベンチマークになる可能性があるかもしれない。他の参加者の大会レポも参考にさせて頂いて、感想をブログに書いてみようと思う。
①まず、これは以前から行われていることだけど、ナンバーカードと計測タグは事前送付で、記録証の発行なし
→当日の会場で参加者の密が防げる。記録証が必要な人もいるだろうけど、ペーパーレス化につながる。
②参加者・来場者の体調管理チェックの義務化
→ランネットのアプリで、のどに痛みがあるかといった10項目の質問に「あり/なし」と答えスマホ上で結果を表示させたものを現地に提示、もしくは用紙をプリントアウト・記入して提出。どういうわけか結果が表示されず結局紙に記入することになった。
これ、後でよく確認したところ、自分のミスだった。2日前に送られてきたメールには「前日と当日」の2日間と書いてあった。スマホの専用アプリ「MyRUNNET」からはアクセスできず、ランネットのサイトにログインしてMyページのメニューからしか入れないのは、少々不便。
これまで以上にメールや大会サイトでの確認が必要となることの告知が必要だろうし、参加者もその意識を持たないといけない。
③検温チェック
→37.5度未満で参加可能となり手首に巻くバンドが渡される。それがないと荷物受付ができない仕組みになっていた。この時期、発熱があるのに走るランナーがいるとは到底思えないけど、整列時に確認するとか、これがないと計測タグが作動しないとか、もうひと工夫あってもよいのかも。
④給水
→280mlの水と500mlのアミノバイタルのペットボトル。係員からの手渡しなし。環境問題とのバランスになってしまうが、感染予防としては安心。水の量が丁度いい。これは主催者ではなくメーカー側の協力が必要だけど、給水用の少量ペットボトルの普及が望まれるところ。なお、主催者からはボトルホルダーの装着を勧められていた。十分な告知がなされていなかったとのコメントあり。
⑤応援自粛の呼びかけ
→河川敷なので、そもそも少ないんだけど(笑)、一定の効果はあったと思う。
⑥返金対応
→開催日の2週間前の時点で居住地に緊急事態宣言や越県の自粛が発出されている場合は参加辞退の要請。この際、参加料は振込手数料を除き全額返金らしい!
⑦ウェーブスタート
→大会が午前と午後の2部制となったことで、会場が密になっていた印象はない。また100名毎、2分おきのスタートで、1mの感覚を開けての整列。副次効果としてスタート時の混雑も改善された。但し、女子は一律で最後尾からのスタートでタイム別でないのはフェアではない。
他にも諸々の対策がなされていて(詳しくはこちら)、このような時期に開催頂いたことに感謝の気持ちでいっぱいだ。
余談として、今回に限ったことではないが、その評価はどうなの?と首をかしげてしまう内容もちらほら。
・「ゼッケン装着の安全ピンは各自用意って、ケチるのは絶対にそこじゃない(唖然としたし、一気に大会に対するモチベーションが下がりました)」
→そんなことで一気にモチベーションが下がってしまうことに愕然とする(笑)。
・「河川敷は季節的なものかと思うが、虫が大量に居て、虫が苦手な私は口に入った際に最悪の感触」
→確かに虫はいた。ゴールした後、会場には大量に飛んでいた。河川敷の大会だから仕方ないのかも。
・「荒川30Kの頃はレース前とあとでオレンジジューズやコーラのサービス、ミスドのドーナツ食べ放題のサービスまでありました。今年はバナナもなくなっていました。大会開催のコストが上がっているのだと思いますが、年々魅力が無くなってきている気がします。」
→確かに以前は豪華だった。大会に記録なのか、ドーナツ食べ放題なのか、バナナなのか、何を求めるのかはその人の価値観。一方で、人と人との接触を極力減らす上で、これは仕方ないのかも。
今回は参加賞のロングTシャツ込みの参加料だったけど、運営コストの増分が参加費に転嫁される中で、参加賞は選択制でもいいのかも。
・「ゴール後のドリンクが常温はない」
→これを言い出したら、コスト=参加費が上がって大変なことになりそう・・・。
以上、「大会レポ」の現場からでした。
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