Aug

05

2020

湘南国際マラソンの新しい取り組みに対する感想

湘南国際マラソン。僕にとっての初フル、
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初サブ3となった思い出深い大会。
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サンタクロースのフル装備でサブ3を目指して走ったこともあった。

開催が勝負レースつくばの後の12月になったことと、前泊が必要なことから、2015が最後の参加になった。

今年は①延期となり、②スポンサーが変わっただけでなく、③新しい試みがなされるという。
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① 12/6から2/28に延期。コロナの状況を踏まえ、開催可否判断日の12/10に中止決定となった場合、参加料は返金手数料を差し引いて返金される。エントリー代金の返金扱いについては今年冬に問題になったが、湘南の対応方針は明確で、ランナーに優しい。

② ニューバランスではなく、ゴールドウィンのザ・ノース・フェイスがスペシャルスポンサーとなった。
「ノースフェイス ロゴ」の画像検索結果
ゴールドウィンといえば、マラソンの世界ではコンプレッションのC3fitがよく知られているけど、自社ブランド以外にスイムのスピード、

ラグビージャージのカンタベリー、
アウトドアのヘリーハンセンなど、

複数の海外ブランドの日本における商標権を持っていて、マルチブランド戦略が強み。

スポーツ大会のスポンサーシップはビジネスだから、今回の件もそれぞれの商業的思惑があるんだろうけど、詳しくは調べていない。

想像するに、今朝の日経新聞によればマクドナルドが日本法人の持分を一部売却する背景として、米本社にとって日本市場はもはや重要視されていないとの見方があるようだが、ニューバランスにとってもそれと似たような事情があるのかもしれない。

一方で、ゴールドウィンにしてみれば、国内ランニング市場におけるポジショニングを上げる好機と見たに違いない。しかも、このコロナ禍、ニューノーマルでのレース運営で成功すれば、他の大会でもスポンサーになれる可能性が高まる。

③ 「世界で最初のランナーになりましょう」。こう訴えかけているのは湘南の事務局。

・これまで当たり前となっている、給水所の使い捨てコップやペットボトル。世界に先駆け、これをすべて廃止。大量のごみが減るので、SDGs(持続可能な開発目標)の概念を意識した取り組みにもなる。SDGsについては、この分野における市民ランナーの第一人者Ukeさんが詳しい(こちら

・ランナーはマイボトルを携帯して走ることが、新しい競技規則。マイカップの携帯も強く推奨

・コース上500か所に給水ポイントが設けられ、ランナーはマイカップで水分補給もしくはマイボトルに補充。これも新ルール

・前のランナーの真後ろを走らない

・自分のごみは自分で持ち帰る

・ボランティア向けのガイドラインとしては、声援やハイタッチは控え、ソーシャルディスタンスを心掛けましょう、と

ゴールドウィンは富山の工場から始まった会社なので富山マラソンの第1回からゴールドスポンサーになっている。今年は中止だけど、来年の湘南に続いて、来年の富山でも同じような対策がされるのだろう。いや、そもそもの趣旨・理念からして、湘南でやって富山でやらないわけにはいかないと思う。

湘南の試みが定着して大会運営のデフォルトとなった場合、市民マラソン大会の様子はガラリと変わりそうだ。マイボトルを収めるウエストポーチとか、腰にマイカップをカラビナでつけてブラブラしながら走るランナーが増えるのだろう。べたつくジェルなどのごみを入れるビニール袋も必要か。

ちなみに、僕はレース4週間前にフルを練習で走るときはこうしている。2kmの周回コース上にビニール袋に入れたマイボトルとジェル数個を置いて水分とエネルギーを補給し、ごみは袋に入れて、練習が終わったら(持ち帰ってはいないけど)まとめてごみ箱に捨てて処分はしている。

PBを出した今年3月のレースではこんなものを用意したり、東京マラソンでは娘にマイボトルを託している。もちろん給水所も使わせてもらってるけど、色々な工夫が求められそう。

普段の練習からマイボトルをあらかじめ用意しているランナーもいるんじゃないかな。

だから、湘南が鼻息荒くして言うほどのことじゃない。レースではないものの、もうとっくに「世界で最初」になっているランナーはいっぱいいる。

「前のランナーの真後ろを走らない」のであれば、運営側が用意するペーサーがいなくなるし、(僕は苦手だけど)レースで力となる集団走もやりにくい。

500か所となると約85m間隔。それだけのテーブルを配置するのは大変そうだ。確かにそれだけあれば密集は避けられるけど、給水しようとするランナーにぶつかるリスクが増えそう。あ、真後ろを走らなければ、そういうことはないのか。

・・・。

こういう時期でもレースが開催されるのは有り難い、と思う。一方で、セルフィッシュ承知で言えば、タイムが狙えるレースを走りたい、という正直な気持ちも否定できない。

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Tom

湘南は走りやすいコースなのでオススメです!
リレーとか、クロカンとか、みんなで一緒に走れる日が来るといいですね・・・。

08

06

15:36

Uke

面白い取り組みですね。湘南、走ったことないんだけど申し込んでみようかな。。

08

05

21:09

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プロフィール

Tom

Tom
1975年生まれ 48才
--------------------------------------------------------
・1/2011 ラン開始
・11/2012 サブスリー達成
・3/2015 サブ55達成
・11/2017 サブ50+キロヨンカット達成
・11/2019 サブ45+エイジレコード達成
・11/2022 サブ40達成
・毎年PB更新中

自己ベスト

・フルマラソン
2:38'49 (11/2023 つくば)
・ハーフ
1:16'23 (1/2022 ハイテクハーフ)
・10km
35'10 (10/2021 月例赤羽)
・5km
16'22.4 (7/2023 MxKディスタンス)
・3km
9'53.1 (7/2023 MxK通過点)
・1500m
4'25.4 (6/2023 MxKディスタンス)

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