名古屋ウィメンズマラソンで、初優勝を飾り東京オリンピック代表の切符を勝ち取った一山麻緒選手のインタビュー記事を読んだ感想。
Q(質問) 昨日の結果を、一夜明けてどう実感されていますか?
A.(答え) 朝起きて見える景色が変わったとかはなくて、良い天気だな今日は、と思いました。
→(感想) 激戦を制して優勝したにもかかわらず、普段は天然キャラらしいとはいえ、天気のことを最初に思ったというのだから驚き。雨のレースだったから、余計に晴れやかな気持ちだったのかな。
Q. 体のダメージは?
A. 筋肉痛はちょいちょいありますが、悪い筋肉痛じゃないと思います。(その部分を)使えたんだな、という感じです。
Q. (厚底の)新シューズでフルマラソンを走ったダメージは?
A. あのシューズを履いたからここが張ってしまった、とかはありません。前腿とかがちょっと筋肉痛なんですが、シューズをしっかりはきこなしたからかな、と思います。
→ 一山選手はアルファフライだったから僕はその実体験がないけど、Next%で走ったレースの翌日のダメージは、まさにそんな感じで、悪い筋肉痛じゃない。
Japan boostで走った場合と比較して、明らかに筋肉痛の場所と質が異なる。厚底の場合(もっとも、フル2回ハーフ1回どれもPB更新という事実はあるものの)、とても心地よい筋肉痛。僕の場合は特に太腿前部の大腿四頭筋と腸腰筋。大きい筋肉をしっかり使って走れたんだな、と思っていた。
Q. これまでの3本のマラソンとの違いは?
A. 今までは30km以降、足裏が痛くなって前に地面を蹴ることができない走りになっていましたが、昨日は足裏を気にせずしっかり走れたので、自分のしたい走りができました。
→ ナイキに浮気する前はずっとアディダスで、フルは初代ノーマルJapan→ノーマルJapan 2→初代japan boost→japan boost 2→japan boost 3と履いてきたが、ほぼ毎回まず足裏がひりひりじんじん痺れるような痛みが出た。そうなると力を入れづらくなる。それが、Next%だと、全く足裏に違和感を感じないで走り切れるようになった。
Q. 五輪まで5カ月。世界との距離を縮めるために必要なことは?
A. 世界とのタイム差はまだまだ大きいので、世界トップの人たちと勝負するには、スピード持久力が必要になってきます。1km毎でも今回よりもっと速いタイムで走らないと、(世界記録の)2時間14分台には全然追いつきません。これからもスピード持久力をつけていかないと、と思っています。
→ スピード持久力!ちゃんとした定義があるのか知らないけど、そのコンセプトは分かるし、しっくりくる。
1kmを全力で走るトップスピード、フルに必要なスタミナ/持久力。その間、つまり15km~ハーフに相応しいペースで走り切るスピード持久力。というふうに僕も捉えてきた。
正しいかどうかは分からなかったけど、ピンとくるフレーズが他になかったので、スピード+持久力みたいな感じで。
興味深いことに、メディアによって文字に起こされた表現が微妙に違っている。
中日新聞は、「スピードを維持する持久力」。実に分かりやすい。
中京テレビは、「スピード、持久力」と読点を打っている。いや~、それはないんじゃないかと。これだとスピードと持久力の両方って意味になっちゃって、スピード持久力とは似て非なるものだと思ったり。
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