Feb

18

2020

東京マラソン中止~僕の決断

図らずして昨日の記事が注目を集めてしまい(汗)、誤解は避けたいので、もう一度先に書いておきたい。

新型ウイルスの感染被害が拡大するリスクが高まっている以上、東京マラソンの中止は止むを得ないとの考えに変わりはない。来年の出走権が得られたことはもちろん嬉しいが、僕が昨日のブログをアップした時点で判明していたのは、一般ランナーの参加禁止、エントリー代金とチャリティ代金は返金されない、ということのみ。

返金されないのは規約通りだし、正直めちゃくちゃイタイけど(笑)、何ら文句はない。

確かに僕は出走権欲しさにチャリティに応募したことは一寸の疑いの余地もないけど、その分、フルのエントリーはつくばだけにしたし、ハーフも1本だけに絞った。別大に出ないのもそのためだ。

それに、あえて優等生めいたことを書くならば、チャリティランナーが走ることでって書くと語弊があるので言い換えると、彼らに出走権が付与される裏で、チャリティ資金が支援団体の活動(例えば難病と闘う子供たちが安心してキャンプを楽しめる)に充てられているわけで、社会的貢献があるのも事実だ。

チャリティ寄付金が返金されないのは本来の趣旨からして当然であって、そのことについて何も思うことはない。

そして主催者側に落ち度がないので本来であれば全てチャラにされても詮方ない。単に運が悪かっただけだ。にもかかわらず、来年の出走権を確保してくれたことは望外のサプライズだったし、来年の一般抽選枠が減少することを踏まえれば、極めて異例の優遇だと受け止めている。

KJさんが書かれていたように、日本独特と言ってもいい同調圧力で、かつての震災後の自粛ムードのように、他地域のマラソン大会にまで不用意に影響が出なければいいと思う。不測の事態で不可抗力とはいえ、この消化しようのないやるせなさはホント辛い。

ということで、今回の中止と特別措置の件については、これで終わり。ウダウダ言っても何も変わらない。僕は前を向きたい。

これから綴ることは、僕個人、先のこと。中止に対する反応は人それぞれ。ひとりひとりに思いがあり考えもあること。

ハーフは足立フレンドリーが台風の影響で中止になり、急遽ハイテクハーフを走ってPBを2分半以上更新できた。フルはつくばの1本だけど、PBを4分半以上更新できた。5kmも数年ぶりにPBだったし、ハーフとフルはNext%ピンクのおかげとはいえ、上出来のシーズンだった。

今シーズン、エントリーしているレースはもうない。東京に向けて調整してきて、いい感じで仕上がってきていて、全力でぶつける先が無くなって、気が抜けた。大舞台で今の実力を試す機会を奪われ、メンタルも地に沈みそうだった。

昨夜はもう禁酒する必要ないし、仕事が早く終わったら飲んじゃおうというつもりだった。決してヤケクソのつもりではなく(笑)、もう頑張らなくていいんだよ、という切り替えのつもりで。

でも、できなかった。

いろいろ犠牲にしてここまでやってきたことを無駄にし、走ることなくシーズンが終わってしまうことは、僕としてはやっぱり受け入れ難かった。このまま終わって本当にいいのか?何度も何度も自問自答を繰り返した。

ブログ村の新着記事には今回の件について書かれた記事で溢れていた。当事者もそうじゃない人も。度々引き合いに出して恐縮だけど、この方のこの言葉にハッとさせられた。

「言いたいことはたくさんあるけれど、これからレースがある皆様の士気を下げたくない」

ホントその通り。もっとも、他の大会がどうなるかは分からないけど、引き続き応援したり応援されたりという輪の中に自分を置いておきたい。不本意な形でシーズンオフに入りたくないし、切磋琢磨していたい。

一方で、気持ちを切らさずメンタルを維持できるのかという不安は正直ある。

一晩おいて決心した。最後に背中を押してくれたのは妻だった。
02182020.jpg

隙間時間にランネットで検索した。他のエントリーサイトもチェックした。東京は走れないけど、フルマラソンは走りたい。できれば同日開催の3/1がいい。MGCも気になるけど、もともとライブでは見れなかったので、その日の夜か翌日に美味しいお酒とともにじっくり観戦すればいい。

第1回UPRUN松戸江戸川河川敷マラソン。片道5kmの周回コース。

これまでの、特にこの2週間の取り組みを無駄にせず、挑戦する舞台に自分を立たせてやりたい。どんなにローカルなレースであっても(失礼!)、フルマラソンを走らせてやりたい。

1年後の東京を見据えて、僕は走ります。もちろんPB目指してチャレンジします!

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Tom

雪だるまさんにとっても東京でのサブ3兆戦が叶わず残念でしたね・・・。
いつもありがとうございます!いつかお会いできる日を楽しみにしています!

02

19

21:34

Tom

JUNさん、荒川ではなく江戸川に乗り込んでやってやりますよ!河川敷ランナーの意地を見せようと思います(笑)。

02

19

21:26

Tom

KJさん、コメントありがとうございます。

市民ランナーとしては大会の開催可否も気になる点ですが、とにかく早く事態が収束して日常生活が落ち着くことを願うばかりです。

ボストンにまで影響が及ばないよう願っています。

02

19

21:25

雪だるま

代わりの大会を見つけられたのですね!
全力を出し切って、シーズンベストの走りができるといいですね!!
これからの大会はどうなるか分かりませんが、新型ウイルス問題が早急に解決して、世界中の人達が笑顔で暮らせるようになるといいですね。
ラストラン頑張って下さい!!

02

19

15:15

JUN

発表を見て力が抜けましたね。
でも、ここまで積み上げてきた努力は紛れもなく体に刻まれていて。それを解き放つ機会が欲しい気持ち、良く分かります。
コースは違えども同じフルの距離。思い切り走ってきて下さい!

02

18

23:50

KJ

Tomさん、無念な気持ち痛いほど分かります。
この状況だと、小さなローカル大会まで全て
中止になってしまってもおかしくない勢い
ですね。
どの大会関係者も苦渋の選択だと言うことは
間違いし、リスク管理の常道からすれば、
敢えて火中のクリを拾うのは避けたいのも
分かります。
特に地方行政が税金をつぎ込んでいる大会
ならば尚更でしょう。
現在は「無風」の田舎の大会でもフルの大会
ともなると、東京を始め全国からランナーが
集まるとなると、万一の結果責任を負えるのか
と言う事になるでしょう。
無用のリスクを被るだけの非ランナーの感情も
踏まえれば、どんな判断になったとしても
主催者を責められないですよね。
正直今シーズン、残る主要大会はほとんど
中止になることを今や覚悟しています。
「同調圧力」と書いたのは、まさにご指摘の
東日本大震災て自粛ムードが行き過ぎたこと
への心配でした。
アメリカだって、日本を必要以上に責めまくって
日米の経済を破綻させてまで、とは思わない
でしょう(そう信じたい)。
ボストンは無事開催、日本人よ大変な中よく
来た、頑張れ!って言ってくれると信じて
トレーニングを続けようと思います。

02

18

22:08

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プロフィール

Tom

Tom
1975年生まれ 48才
--------------------------------------------------------
・1/2011 ラン開始
・11/2012 サブスリー達成
・3/2015 サブ55達成
・11/2017 サブ50+キロヨンカット達成
・11/2019 サブ45+エイジレコード達成
・11/2022 サブ40達成
・毎年PB更新中

自己ベスト

・フルマラソン
2:39'45 (11/2022 つくば)
・30km
1:52'32 (11/2022 つくば通過点)
・30km練習
1:52'07 (9/2022)
・ハーフ
1:16'23 (1/2022 ハイテクハーフ)
・10km
35'10 (10/2021 月例赤羽)
・5km
16'22.4 (7/2023 MxKディスタンス)
・3km
9'53.1 (7/2023 MxK通過点)
・1500m
4'25.4 (6/2023 MxKディスタンス)

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