昨日は夕方からバタバタで、なんやかんやで夕食の時間を逃して、仕事を終えたのが20:30頃になってしまった。TGIFということで、前から気になっていた店にふらっと行ってみた。
ザ下町居酒屋。最寄りの駅から徒歩15分と離れているにもかかわらず人気があるという。
カウンターには3名の先客がいた。どういう訳かその間の席に座るように指定されそうになるが、あえて窮屈な思いはしたくなかったので、入り口すぐの席にしてもらう。いきなりやっちゃったかと心配になる。
というのも、ここのお店、以前SNSで炎上したことがあるぐらいクセが強く、客に対するルールがいくつかある(笑)。
「とりあえずビール」もダメっぽい。飲み物と食べ物、まとまった品数を注文しなければいけない。端っこに座ったもんだから壁にかかったメニューが見えづらく、お店の人から近くまで寄って写メを取るように指示される。かしこまりました

確かに日本酒や焼酎の種類が豊富で、魚介類やモツ刺しは新鮮で旨い。そして、どれも安い。
追加注文するにもタイミングをしっかりと見極めないといけない。こちらのペースで、これください、あれください、はご法度だ。もちろんできるんだけど、威勢のいい若い店員さんが駆け寄ってくるような雰囲気はゼロで、注文を取るのはあくまでもホール店員さんのタイミング次第だ。
ましてや、ご注文いただきました!という掛け声のようなものはこの店には似つかわしく、淡々と事務的に処理されていく。
料理が出来上がると、厨房からアルファベットと数字が読み上げられる。「C-12」はカウンター12番席。Tならテーブル席。客の入りにもよるだろうけど、待ち時間は少ない。
長居しちゃいけないので、カウンター客の出入りは頻繁だ。「さっき電話したものですけど」と言って新たな客が入ってきた。
僕と同じように新参者で、ネットで見たか人から教えてもらったかだろう。店内をキョロキョロ見渡し、なんとなく不穏な空気になる(笑)。
不安は的中してしまった。
「注文する時は、注文しますと言ってからにしてね」といきなり注意を受ける。その客はぶっきらぼうに「〇〇サワー」と声を発したわけではない。むしろ丁寧なぐらいに「〇〇サワーお願いします」と注文していたが、その前に「注文いいですか?」という許可確認が必要らしい。
詳しくは分からないが、ピッチャーでサワーを頼むとかなりお得らしく、その客はおかわりを注文。すると「ひとり1回までだから」とピシャッと拒否される。
奥にはテーブル席がいくつかあって。女性客には一升瓶のラベルを見せながら何やら説明をしている感じの店員さん。こう言ったら語弊があるが、若い女性には親切だ。
さっきの客、食べ物の追加注文をしたら、厨房の女将さんから「あー、もう油は片づけたから揚げ物は終わり」と告げられる。「じゃ、〇〇はありますか?」
って、それも油使うじゃん!考えて!また刺されるよー。
案の定、「だからー」とたしなめられる。ばつが悪そうなその姿は、まるで怒られてしょぼんとした子犬のようだ。
僕のほうが先にお店を出たので、その後の展開は知らない。ルールを知ってお店の人のご機嫌を損なわなければ、なるほど、確かにコスパよく、料理も美味しい。
僕は熱いものは熱いうちに食べたい。例えば串系の盛り合わせはできれば頼みたくない。1本ずつ焼いてもらって、仕上がりが最高の状態で味わいたい。だからこのお店は厳しいんだけど、また怒られようかな行ってみようかな、という不思議な魅力がある。
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