前日のブログに書いたように、翌日(昨日)はガッツリ走る気マンマン。でも、夜は心置きなく飲み食いできる会社の歓迎会。久しぶりの大人数での飲み会とあって、しこたま飲んで食べた。
当日朝の体重はなんと57.8kg。レース前にカーボローディングしてもここまで増えないのに、やってもうた。
風向きが分かるアプリとにらめっこ。朝は北西の風、10時ぐらいから南東に変わる予報。これって、日曜の板橋Cityと似たような展開?河川敷に駐車場があるからスタート地点まで車で行って走ることを割と本気で考えたけど(笑)、給水によるタイムロスのこととか考えると現実的じゃない。
シューズはNext%ピンク。気温は13度でちょうどいい。
板橋Cityの17km地点が僕の拠点の新四ツ木橋。そこから北上すると逆走する形になり、折り返せば追い風。戻ってきて板橋の正規ハーフ地点で折り返すと残りは4km。
予報通りになれば終盤は風向きが変わっているだろうから追い風の恩恵を受けられる。どれぐらいのタイムを出せるか分からないけど、やるだけやってみようとスタート。
向い風はそこそこの抵抗。3’45はキビシイ。3’50を切るぐらいのペースを維持。5kmほど走ったところでキクさんとスライド。
淡々とラップを刻み、このコースで30km走の時は赤羽のゴルフ場辺りが折り返しになるところ、さらに3kmほど走ると板橋Cityのスタート地点に設置されていたと思われるテント等の撤収作業が行われていた。17km地点でUターン。
さぁ、ようやく追い風だ。あれ、それほど楽じゃない。横風?3’45よりも速くいきたかったけど、あまりペースが上がらない。というか、そろそろ一応水分補給したほうがいいかなと思い始める。
普段の練習では水分補給は怠らないしガーミンも止めるけど、そこまで喉が渇いているわけではないし、ノンストップでいきたいなーなどと考えている間に、今度はガス欠気味になってきた。持っているのは塩飴とかブドウ糖飴5個だけ。
25kmを超えると3’50をキープできなくなってきた。これはマズいと、ようやく30kmの手前で給水。
時すでに遅し。給水しても回復しないどころか、逆にエネルギー切れをより実感することになってしまった。32km目のラップでついにキロヨン切れず。急にガクッときた。
あー、30kmの壁ってやっぱりあるんだ(笑)。走る前に何も食べず、走っている最中に補給しないと、体内に蓄えられたエネルギーが枯渇するのが30km前後というやつ。
キロヨンを維持するのも無理で、着地タイムを考えつつ4’05を見ないように粘る。ラスト7kmは4’10で落ち着かせ、フィニッシュ。タイムはギリギリのサブ45。
18’58 3’48
19’00 3’48
19’08 3’50
18’59 3’48
19’05 3’49
19’32 3’55
20’10 4’02
20’48 4’10
9’19 4’08
ということで、折り返しポイントがちょっとズレたかもだけど、なんちゃって板橋Cityマラソン(参加者1名)完走。
(今回のルート)
(2014年に走った実際の板橋Cityコース)
いい感じで筋肉痛。レース4週間前にフルを走ってオールアウトするという目的が達成できたようで満足。
それでは、レポいきます。
起床後の体重は56.4kg。カーボローディングはやっていないので、少しだけ軽め。朝食は食べず、車中でレーズンブレッドを2枚だけ。
パーキングからスタート地点までアップ、一旦荷物を置いて続けてジョグって1.2km。
辰巳の森海浜公園1周2kmのマイコース。気温15~17度、曇り、風強め。
色々迷った末、ペース配分は30kmまで3’45~46、残りを4’10以内のジョグで消化し2時間43分台で着地。シューズはNext%2にした。
用意した補給は賞味期限切れのメダリスト・コーヒー味ジェル2個と、ポカリを入れたボトル大1+小2。給水はコース脇に設置。
大事な入りの1kmは3’44。調子は良さそうだ。毎度のことながらこのコースは奇数ラップが向い風が多く、偶数が追い風。GPSの癖もあるかもしれないけど、ラップタイムにはっきり出る。
10周半こなしハーフ消化。まだ半分もあるのか、とは思わなかった。
22km目が終わって再度給水。ボトルを取ろうとしたらミスってタイムロス。1周して戻ってきて空ボトルを戻そうとしたら車道に転がってしまい、さすがにまずいと思って拾い上げてタイムロス。
両方合わせて10秒ほどのロスとなってしまったけど、30km通過は1:53’00ジャストで、平均ペース3’46。
今回の練習の重要チェックポイント。3’45~46で通過し、余力がどれぐらいあるか。残りを3’51で走り切ればサブ40だ。そのペースを持続できそうかどうか。
1周試しにそれぐらいのペースに落としてみる。3’50、3’49。なんとかなりそうだなという感触は得られた。
このままイッテみる!?
エントリーしているレースがなかったり、緊急事態宣言下で見通しが不確定ならそうしたかもしれない。公認記録には拘らないけど、レースでタイムを出して記録として残したいという思いのほうが勝り、33km以降はプラン通り高速ジョグに切り替えることにした。
ただし、惰性で走るのではもったいないので、ピッチ重視でペースは二の次。キロヨン前後がしっくりときた。
手元のガーミンで42.2kmは超えたので、タイムが2:42’32になったところでストップ。一応、数字上はPBとしておいた(笑)。でも、実際は誤差を考慮すると後200mぐらいは走っておいた方が安全だから、PBとして採用するつもりはない。
ボトルを回収しつつ、ダウンジョグで車に戻った。
5km毎のタイムと平均ペース:
① 18’44 3’45
② 18’47 3’45
③ 18’46 3’45
④ 18’39 3’44
⑤ 19’07 3’49
⑥ 18’57 3’47
⑦ 19’36 3’55
⑧ 19’42 3’57
⑨ 9'14 4'00
自画自賛ながら神がかったペース感覚。ハプニングが2回あってタイムロスしたけど、目標通り30kmを平均3’46ペースで通過し、残りは計画よりちょい速めの3’57ペースでかなりの余力をもって走り切れた。
給水は8km、22km、34km、40km。ジェルは14kmと32km。
メダリストの他のジェルは飲むって感じだけど、コーヒー味はゼリー状でちょっと喉を通りにくい。でも唯一カフェインが入っている。興味深いことに、それまでのピッチ平均が177だったのに対し、16~32kmは179にアップ。補給効果か。
ピッチは全体平均が179、ストライドは146cm。30kmまでは178で、以降は180。このデータが何より嬉しい。
練習でここまで走れて本番でサブ40できないわけがない、そう確信が持てた。自然が相手のマラソン、あとは当日の気象条件次第。
言っちゃいます、いつものセリフ。
待ってろ、KITA!SENJU。
「マラソンが趣味のAさんは11月28日に開催されるマラソン大会で2時間40分未満(以下、「サブ40」と言います。)で走ることを目標にしています。以下の問いに答えなさい。但し、正解はひとつとは限りません。」
問題①:サブ40をするために、一定のスピードで走る場合の1km当たりのペースを答えなさい。
解答①:3’47/kmだと2:39’38、3’48だと2:40’20で間に合いません。
問題②:下記に示すAさんのこれまでの実績に基づき、Aさんの走りを分析しなさい。
・2019年のつくばで2時間45分切りを達成した時、わずか3秒だけど後半のほうが速いネガティブ・スプリット
・現在のPBは2021年3月に記録し、42秒のネガティブ
・ハーフのPBは2020年ハイテクで26秒のネガティブ
・先日10kmのPBも4秒のネガティブ
・2週間前の30km大会では悪天候により3’48ペース。これまでに3’45未満で30kmを走れたのは1回だけ
解答②:Aさんは前半に突っ込んで後半に粘るタイプではなく、前後半通してイーブンペースか、後半にペースを上げるスタミナ型だと見受けられます。
問題③:上記を踏まえ、あなたはAさんに対してレースでどのようにペース配分することをアドバイスしますか?
解答③:当日の気象条件にもよりますが、まずAさんのタイプからすると2つのパターンが考えられます。
(1) イーブンに近いペース配分で、30kmまで3’47、残り12.195kmを3’48だと2:39’50です。
(2) 後半のペースダウンを織り込み、30kmまで3’45~3’46、残りを3’51~3’53だと2:39’51か2:39’57となり、それぞれ達成可能となります。
どちらがいいのか、それはAさんが決めるべきことだと思います。
問題④:Aさんはレースの4週間前に練習でフルマラソンを走ることにしています。解答③を踏まえ、設定タイムとペース配分についてあなたの考えを纏めなさい。
解答④:レース前にフルを走るのはタイムを求めるのではなく、距離に慣れておくことが目的ですね。解答③の(1)か(2)を選ぶ材料を得るためには、残りをペースダウンしないで走り切れる30kmまでの適正ペースがどの辺なのかを探るのが良いと思うので、3’45~3’46を目安とし残りは余力を確認しつつペースを落としたジョグというのが良いと考えます。仮に4’10まで落としてもサブ45で着地できます。通過点としての30kmを余力を持って3’45で走れば自信になるし、消耗しきって残りの余力がなければ、レースでは解答③の(1)のプランを選べばよいと思います。
問題⑤:Aさんは練習フルでどのシューズを履くべきか、あなたの考えを述べなさい。
解答⑤:知ったこっちゃありません。
以上、独り芝居終わり。
やったりました!
実は今シーズンの落としどころを探っていて、テレワーク+時差出勤の合わせ技を繰り出して、6:30スタート。
辰巳公園外周コース。
ガーミンはノンストップ、距離もGPSの誤差を考慮し42.51km走った。
もちろん非公式ながらPBとして認定できますかね?いや、勝手にそうします(笑)。
高望みせず、2:42’39のPBを1秒でもいいから更新するという鉄の意志を持ってプラン通りに走れた。自画自賛ながら、内容が抜群にいい。
大会の「記録」ではないけど、フルの距離を走った「タイム」であることは事実。今シーズンもPB更新を継続することができて、ほっとひと安心。
詳しくは後ほど!週末は予定が詰まっているので、週明けにでも。
大阪国際女子マラソンがコロナ対策で1周2.8kmの周回コースに変更されたことが話題になっている。通常コースよりもさらにフラットで、市街地よりも風の影響を受けにくいらしく、日本記録が期待されている。
「コロナでいろんな人が暗い気持ちになっている中、日本記録更新というストーリーを追いかけていくことで、明るい話題が提供できる」と、ペースメーカーに抜擢された川内選手がコメント。楽しみですね。
長閑な風景が広がるつくばとか、土地勘のある東京マラソンは、舗装された一般道を走れるのが醍醐味でもあるけど、周回コース、僕は嫌いじゃない。
直近2回、PBとセカンドベストの松戸江戸川河川敷マラソンは殺風景な土手を5km行ったり来たりの直線周回コース。
レース1か月前の練習単独フルは、1周1.3kmの夢の島公園や1周2kmの辰巳の森公園だ。
・1/2018 東京マラソン前 @夢の島
・10/2018 つくば前 @夢の島(40km)
・2/2019 東京前 @辰巳の森
・10/2019 つくば前 @辰巳の森
・2/2020 松戸江戸川河川敷マラソン前 @辰巳の森
・11/2020 松戸前 @辰巳の森
ぐるぐるコースのメリットはリズムを作りやすい、これに尽きる。風向きに応じてペースをコントロールしやすく、給水が定点に置かれる。
終盤は、あと何キロというよりも、あと何周というカウントダウンのほうが気持ちが楽に感じる。
デメリットは飽きるというのと、松戸のようにアップダウンがあると何度も繰り返し攻略しなければならないことかな。
レースであっても、周回コースは究極的なペース走なのかもしれない。